硯山 長福寺 千葉県/いすみ市 波の伊八と源頼朝伝説の寺 硯供養、筆供養、伝教大師最澄による開山より1200年 天台宗

〒298-0017 千葉県いすみ市下布施757 電話:0470-66-1736 FAX:0470-66-1737
歴史
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当寺は大同2 年(807) 宗祖伝教大師自ら建立されたと伝えられる古刹です。末寺に伝来した平安期の古仏等、当寺の創建が古代に遡ることは明らかですが、度重なる罹災により古代・中世の寺歴は詳らかではありません。

一方、石橋山の戦いの後房総に逃れた源頼朝が平家追討の書状を当寺でしたため、その時当寺の差し出した硯が素晴らしかったので「硯山」の山号を頂戴したとも伝えられます。

また、布施城主上総介広常の攻略後、源頼朝が当寺に立ち寄り本堂前の槙の大木に筆を掛けたとする伝説「筆掛の槙」もあり、これが頼朝の名馬「磨墨」の伝説にも結びついています。

当寺中興の祖とされる海吽阿闍梨は上州世楽田長楽寺の法系に連なり、蓮華流の房総における拠点として発展したものと思われます。

江戸期の当寺は多数の末寺を持ち、いすみ地方の中本寺としての地位を保ちながら、地区の菩提寺として多くの檀信徒を教化した様子が伺えます。